エグゼクティブ

 
 今、日本で 「もてない男」 と言えば・・・私ではなかろうか。まあ、それは大げさであっても、「日本のもてない男はだれか?」というコンテストでも仮にあったら私はノミネートくらいされるではなかろうか。そもそも私がこのページを立ち上げた1998年5月26日には多分日本では自分をもてない人間として、それをタイトル化したホームページはなかったように見うけるし、大ヒットした新書『もてない男−恋愛論を超えて』(小谷野 敦、ちくま新書)の初版もこのページの立ち上げ以降のことである。

 でもまあ、こんな風におれは自他ともに認知された 「もてない男」 だぞうぞう!!と主張しても、せんないことだし、大してうれしいわけではないし・・・まあ、別に自らをもてない男として全世界に売り出している物好きはそんなにいないのだろうなということが分かるだけかもしれない。

 でもね、そんなもてない男だからこそ、かっこいいのってすごく憧れるんだ。そう、社会人になってからはエグゼクティブっていうのに憧れるようになったんだ。エグゼクティブって辞書でひくと重役とか幹部とかいう意味がでてくるけど、ヤングエグゼクティブとか言われるようにかっこいいビジネスマンを指してそういう風にも言ったりするよね。そういうのに憧れているんだ(^-^)私、もてない男、は分不相応にもね(^-^)。

 以前は憧れるだけだったのだけど、最近は、けっこう実行に移していて・・たとえば、以前の語りにも書いたけど仕事に持っていくかばんをゼロハリバートンのアルミアタッシュケースにしたりね。
 コートも近年は、黒の帯付きトレンチコートにしたりさ。時計とかも、それまでのデジタルを卒業してオリエントの自動巻(オートマチック)にしたりしてさ・・・。

 まあ、その甲斐あって、仕事帰りの姿は許せるということで我が彼女のお墨付きももらっているのだけど・・・プライベートな格好はまだまだ厳しいご指導を受けていますけどね(^-^)

 でもさ、おれがエグゼクティブちっくな格好してもあまりそうは見えないらしく・・・黒のトレンチコートは「殺し屋?」とか見えてしまうみたいだし、ゼロハリのアタッシュケースを初めて見て、うちの母親「お金でも入れてんの?」だし・・・オリエントの自動巻き(オートマチック)の説明を父にしていたら「ぜんまいかあ?」とか意外な顔しているし(^-^)電池仕掛けのクォーツより自動巻き(オートマチック)の方が高いのにねえ(^-^)

 でもね・・・憧れてんだ、なりたいんだ・・エグゼクティブ(^-^)。日本の代表的「もてない男」の限りなく遠い野望としてね(^-^)
 
 今日も仕事帰り黒のコートを羽織って平日ハンバーガー・チーズバーガー 半額 狙ってマクドナルドに入って、チーズバーガーとコーンポタージュスープの 2点計273円(税込) をほおばりつつこの語りを書いているのさ・・・ふっ(^-^)

 

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