純情を装った自分
 
 

「俺は・・・3年間見つめるだけで終わったよ。・・・後悔している。そして今でも思い出すたび腹が立つんだ。告白できなかった自分に。純情を装って傷つくコトを恐れていた自分に・・・

「”恋愛”ってヤツはな、フラれるコトが負けじゃない。気持ちをとじ込めてしまうコトが負けなんだ、。良くも悪くもそこで終わっちまう。」

                            週刊サンデー 34 1998 小学館  SALAD DAYS 猪熊しのぶ から抜粋
 
 

 わたしは週刊サンデー、たまに読むマンガ雑誌の中のSALAD DAYSという恋愛ストーリーの中にこれらの言葉を見た時、ハッとしました。

 そう、私が持てない男を語っていく中で、言いたいこと、また、自分に言い聞かせたいことがこれらの言葉の中に見事に現れていたからです。

 そう、結局もてない男の私は「純情を装って傷つくコトを恐れていた自分」だったし、その傾向が薄まったとはいえ、多かれ少なかれ今も私はそうなのでしょう。

 この恋愛ストーリーは結局主人公の男子高校生がすごくかわいいクラスメイトの女の子と結ばれハッピーエンドを迎えます。

 私はもうちょっと若い頃は、こんなにうまく行くはずないよと前述のような言葉は一顧だにしなかったかもしれません。でも、今現在(’98.8)26歳となり、もてない自分をかえりみる時、前述の言葉はすごく私に響いてきます。

 気持ちを閉じ込めつづけてきて、純情を装ってきた自分がなんか情けなくなってきさえしました。もし、タイムマシンがあれば前述の言葉を高校時代の自分に言い聞かせたいところですね。

 純情を装うことはある意味ひたれるかもしれません。でも、多分、前述の言葉のようにかっこいいことでもなく、また、端的に言えば負けなのでしょうね。

 勇気を出したい時・出さねばならない時、前述の言葉を思い出したいと思います。
 
 

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