コンプレックスに苦しむ時
 

 人は誰でも多かれ少なかれ必ずコンプレックスを持っているものであると思います。どんなに人からうらやまれる才能を持っていても、スマートな外見を持っていたりしてもです。一人一人それなりのコンプレックスは持つものだと思います。

 さて、そのコンプレックスは何が原因になっているのでしょうか?
 私はコンプレックスはその原因によって次の二つに大別されると思います。
 

 @ なおしようのないことが原因のコンプレックス。例えば体質的・生まれつきのことなどが原因のものですよ。

 A 自分の努力でなおしようのあることが原因のコンプレックス。
 

 @的コンプレックスは持っていてもはっきり言って百害あって一利なしということは明らかですよね。なおしようのないことなのだから、悩むだけ損だというものです。

 A的コンプレックスは多いに持って結構なのかもしれません。それがばねになって・原動力になって自分をよい方向に持っていこうという努力をするでしょうからね。

 まあ、どっちのコンプレックスにしても、コンプレックスって普段の慣れたいつもの生活ではあまり意識しなくて済むことかもしれません。

 でも、好きな異性や気になる異性の前に出る時にはいやおうなく意識してしまうものではないでしょうか?そして、自分がなんかすごい欠点だらけの人間に思えたり、なんか、その異性とつりあわない存在に思えたりして・・・。

 そして、そのコンプレックスの意識によってなかなか思いきった行動ができなかったりして。

 私の学生時代なんかそうだったような気がします。なんか、自分の欠点ばかり見えてきて、告白するなんてとんでもない、彼女は俺みたいなやつには高嶺の花だよ・・・なんてね。
 あの頃はそんなのかっこいいって思っていたのかな。でも、そんなのカッコ良くないと今は思う。自分を低めて考えたって何の意味もないじゃないですか。自分を低めて謙譲の美徳なんて、古文の文法の時間だけにしたいものです。
 
 まあ、異性を前に自分のコンプレックスを意識する時、そのコンプレックスは前述の@的なものかA的なものか考えたいですね。

 @的なコンプレックスは捨ててしまいましょう。A的コンプレックスなら原因をなおすように努めたいものです。

 このことは言葉で言うのは簡単ですが、なかなか難しいことかもしれません。

 でも、コンプレックスに関するこの考え方だけは強気で持ちたいものですね。行動に移す時は往々にして考えよりオブラートを包んだ行動しかできないものですからね。

 @的コンプレックスは捨ててしまえっ!と毅然と行動できるようになりたいと常々思っていますね。
 

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