このホームページのアクセス数分析(時間編)

 

 さて、前回は曜日に関してアクセス数の分析をしましたが、その際、平日にアクセスが多いことが浮かび上がり、そのことに関しては時間帯に関しての分析することによりその原因をより明確に推測できるのではないかと書きました。そして、想像の範囲でなぜ月曜日にヒット数が多いのかということに関して書きました(このホームページのアクセス数分析(曜日編)参照)。

 今回は時間帯に関して集計がまとまりましたので、それをもとに分析していきます。果たして、私が想像したとおりになるのでしょうか。

 曜日の分析からそうではないかなあと感じられたこと、すなわち、仮説を箇条書きすると次のようになるでしょう。

仮説1: 平日のアクセス数が多いのは、会社・学校からつないで私のページを見る人が多いからだろう

仮説2: 月曜日に会社・学校からこのページを見られている方は「さあ!!今週もがんばるぞ!!いっちょ、もてない男のページを見て気合を入れようか!!」と思っておられること

 ま、仮説2は科学的には仮説といえるかどうか危ういものですが・・・ま、大目に見ていきましょう(^-^)

 さて、まずは時間帯に関しての一日平均アクセス数を見てみます(集計期間は1999年4月29日〜8月15日は曜日と同様です。ただし、時間帯別アクセス数が集計できなかった日は除かれています)と、 Figure2 のようになります。

 アクセス数が多いのが0時台、続いて、23時台、1時台と続きます。これは明らかに、テレホーダイ(23時〜8時の間適用されるNTTの定額制の料金体系)の効果と思われます。個人の方が23時から深夜にかけて料金を気にせずネットサーフィンすることができるので必然的にその時間にこのページへのアクセス数が増えるということでしょう。そもそも、23時以降はかなりネットワークも混雑しており、どこのホームページにつなぐにも非常に重くなったりするということはみなさん経験された方も多いところかと思われます。それが、このホームページへのアクセス数にも如実に表れているといえましょう。テレホーダイの性質上、この時間のアクセス者は自宅のパソコンからアクセスされているものと思われます(会社学校等の組織は専用線でLANを組むので、電話料金はテレホーダイといった電話回線向け料金体系は影響しないため)。

 昼間は総じて、アクセス数は深夜・夜に比べると低く一定していますが、その中で目立つのが午前9時台にやや突出気味にアクセス数が増えていることです。会社は午前9時前後が始業時間である事が多いことから、仮説2との関連で興味あるところです。まあ、さあ今週もがんばるぞということは月曜日の 朝 思うことでしょうからね(^-^)。まあ、仮説2の一部が支持されたと考えることもできると思います。あとは、時間と曜日を組み合わせて分析することが必要になってきますがそれに関しては後述します。

 そして昼間の時間帯を概観しますと、9時台に突出したあと、12時台、13時台が高くやや突出気味です。これも会社との関連で、会社なり学校のお昼休み時間のネットにアクセスしやすい時間、または始業直後というお昼休み食事から帰ってきてアクセスするといったことからこのホームページへのアクセス数が増えているというように解釈がぴったりくると思われ、昼間の時間帯の分析において、会社・学校からのアクセスが示唆されるということになりましょう。このことは仮説1のを支持するものと思われます。これも同様に時間と曜日を組み合わせて分析することによって、より明確になりましょう。

 さて、ここまでで仮説1,2に関して、その一部は支持されてきましたが、あとは時間帯と曜日の組み合わせによって、それらをクロスさせて集計することが必要になってきましたので、そのように集計をすると Figure3,4 のようになります(集計期間は今までと同様です)。どちらも同じことを表す図で、図の種類を違えただけです。

 さて、注目していただきたいのが、曜日別の午前9時台のアクセス数で、ここは金曜日が最も高く、次に月曜日です。月曜日が2番目にきているということは、仮説2を支持するものと考えられます。会社・学校なりから「さあ!!今週もがんばるぞ!!いっちょ、もてない男のページを見て気合を入れようか!!」と思うことが月曜日の午前9時台のアクセス数の高さにつながっていると考えるとぴったりくると思われますので。

 仮説2に関しては以上の時間帯と曜日に関しての分析を総合して、全面的に支持されたとはいえないものの(そもそも、こういうあいまいな仮説が全面的に支持されることもないのでしょうが)、それなりの根拠のある推測であると結論できましょう。

 さて、会社・学校からのアクセスという観点で考えると、会社や学校が休みの日とそうでない日を分けて見ていく必要があります。そこで、月曜日から金曜日までの平日(休日は除く)と土日・休日に分けて集計しなおしてみますと Figure5 のようになります(集計期間は同様)。

 午前9時台を見ると平日と土日・休日との間でかなり差が出ています。これは、仮説2を補強する結果ともいえましょう。平日と土日・休日との間の差を見るために、1日平均のアクセス数で平日の分から土日・休日の分を引いてみると Figure6 のようになります。午前9時台が一番差が大きくなっています。

 さて、 Figure5 で概観しても Figure6 で計算してみても、明らかに、昼間特に一般的な会社の就業時間で学校の開いている時間である9時〜17時の間においては平日のほうが休日よりアクセス数が多く、平日の会社・学校からこのホームページへのアクセスの存在を示唆するものと思われる。これは仮説1を支持するものと思われます。

 以上より、仮説1に関しても全面的に支持されたとはいえないものの(そもそも、こういうあいまいな仮説が全面的に支持されることもないのでしょうが)、それなりの根拠のある推測であると結論できましょう。

 ここまで、長々とアクセス数に関しての分析をしてきましたが、やはり仮説2の「さあ!!今週もがんばるぞ!!いっちょ、もてない男のページを見て気合を入れようか!!」と思っておられる方がいる感じの根拠が発見できて、うれしい限りです(^-^)

 やはり、「語り」を書くにあたって一番留意していることは、皆さんに楽しんでいただくことですから(^-^)・・・私の語りが幾ばくかでも読者の皆さんを力づけるものであればそれこそ望外の幸せですからね(^-^)。

 私の語りが、そう、マッチ一本くらいのカロリーでも、読者の皆さんの心を暖めていることを願いつつ、エクセルを閉じたいと思います(^-^)

1999.8.23 デスクトップいっぱいにアプリケーションを開きつつ、フリーズを恐れていた もてない男 大津 和行

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