雪積もるクリスマス(’92クリスマス)

 そう、’92クリスマス・イブは私は仙台にいた。はじめは雨だったのが夕方頃には雪に変わっていった。そう、ホワイトクリスマスである。すごくロマンティックなシーンであるにもかかわらず・・・私は明日の帰省に備えて部屋のあとかたずけをしていたりした。

 ずっと掃除などを怠けてきたことがたたり・・・かなりの大作業で・・・一人大掃除のような感じであった。

 雪はその後しんしんと降り積もり・・・翌朝私が始発電車に乗るため家を出ると・・・やはり真っ白く積もっていた。早朝のことである。もちろん雪はほとんど誰にも踏まれていない。そういった雪を踏みながら歩くのは気分が良いもので・・・クリスマスの朝・・・寂しさなんか忘れて上機嫌で歩いていった・・・。

 その足で、福島県の会津若松に行った。鶴ケ城というお城があり、幕末の戊辰戦争が会ったところとしても有名で・・・その際の白虎隊の話などはよくドラマにもなるところで有名である。

 会津は・・・仙台に輪を掛けて雪深いところで・・・雪がわんさと積もっていた。

 お城を見学して・・・まあ、クリスマスで雪で天候が悪い折りであり・・・多分あまりお城に行こうという気にはならないであろうから、事実、私が入ったときは誰もいなかったように思われる。それで、ゆっくりと見学できて良かったのだが・・・私は結構こういった博物館めぐりは好きなもので資料とかをじっくり読んでました。

 まあ、そこにですね、誰か来たなあと思ったら・・・幸せそうなカップルでした・・・。ええなあと思うと同時に、なんかクリスマスに一人でここにいる自分が急に自覚されて・・・。

 その後、よりいっそう熱心に資料を見つめ勉強したことは言うまでもありません。

 

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