笑顔って・・・

 いいですよね。うん、好きだなあ。特に女性の笑顔はいいですよ。
 そもそも、笑顔を向けられていやな思いをする人はいないでしょう。まあ、笑顔が似つかわしくない特殊なシチュエーション、たとえば会議中、授業中なんかを除いては。

 まあ、笑顔はそのように万人に心地よい感覚を呼び起こすからこそ、店員は笑顔でお客を迎えるように訓練されますし、客の方もその笑顔を見て、商売用の笑顔と分かっていてもやはり、多かれ少なかれ気持ちいいことには変わりないのでしょう。そう言えば、以前、マクドナルドで「スマイル0円」の表示をしていましたよね。このことはマクドナルドが笑顔を売りにしているという点のアピールであり、かつ、笑顔というものがいかに効果的かを物語っていることでもありますよね。

 まあ、そんなように、人を心地よくさせるのが笑顔なんでしょうが、私は女性の笑顔を見るのが好きだな。そう、本当に素直な笑顔を見せれる女性っていいなあって思うんですよね。まあ、顔、髪の長さ、着ている服、身長、スタイルとか魅力を感じる点は人によっていろいろ違うのだろうけど、私は「笑顔」、これ結構ポイント高いところですよね。
 
 そういえば、私が今現在(’98.7)ひいきにしている広末涼子。なんで、彼女にひかれたのか。今思えばあの笑顔ですね。去年やったドラマ「ビーチボーイズ」以来なんだけど、そもそもにおいて彼女は喜怒哀楽を顔の表情で表現することが非常にうまい。からかわれて口を尖らせたり、かの主人公たちが現れてパッと明るい満面の笑みをする、さびしい時は本当にさびしい顔をする、そういったところの表情の作り方は天下一品ですよね。確かに、いまは十台なりの若年層アイドルが真っ盛りですが、単にかわいいだけの女の子はそりゃ山ほどいますから、なにか、一つ光るものを持っていないと生き残って来れない。そんななかで広末が台頭してきたのはそこらへんの表情の豊かさ、非凡さのところに理由があるのではないかと思っているのですが。そんな広末の笑顔は見事なほど光っているし、私は大好きだなあ。

 広末の笑顔があんなに光って見えるのは、ただ若いからとか、きれいだからというだけではなく、本当にさびしいということを表現できる表情を持っているからだと思う。さびしい時は本当にさびしい表情、うれしい時は本当にうれしい笑顔、この2つの差が大きければ大きいほど笑顔は光って見えるのですから、ドラマなんかでは彼女はそこらへんをうまく使えているのではないかなあ。野球のピッチャーはゆるいカーブの後、速球のストレートを投げることがよくあります。それは、ゆっくりしたカーブの後だと速球はバッターにとってより速く見えるからで、まあ、この緩急の効果と表情の落差の効果は同じことですよね。まあ、表情も豊かだと笑顔も輝いて見えるということでしょうね。

 そういえば、この前見た映画で「恋愛小説家」というのがありました(一人で見に行ってしまった・・・悲しい(;−;))。主演女優のヘレン・ハント、彼女も表情の緩急というか落差が激しかった。それゆえ、笑顔が輝いて見えましたね。いっぺんに好きになってしまったなあ。

 そんなこんなで、私は女性の「笑顔」って好きなんですよね。「笑顔」に関して思い出しましたが、中学の音楽の時間、先生が(女性でしたが)「歌う時は笑顔を作ってね、そう、向こうから好きな人が歩いてきたときみたいなパッとした表情で」というようなことを言ったのを覚えています。そのころは私は「笑顔ってそんなものなのかなあ・・・、そんな笑顔ってどんなんだろ」って、ちょっと???な感じでした。でも、今はちょっと分かる気がしますね。そして、そんな笑顔を向けられたらいいなあ・一発で参っちゃうよななんて夢想モードに入ってしまいます。

 なんにしても、「笑顔」って心地よいものだし、言ってみれば、まわりにプラスのエネルギーを振りまいていることになるじゃないですか。

 こう考えると、「笑う門には福来る」、案外そうかもしれないですね。
 
 

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