ユーミンの大ヒットソングに「守ってあげたい」という歌がある。僕は大好きである(^-^)
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そう、ぼくが独り暮らしを初めてしたのは10代後半の頃、北国でであった。やっぱさびしかったし、生まれて初めて彼女が欲しいと本当に切実に思ったのはそんな時であった。
誰もいない真っ暗な部屋へ帰ることほどさぶすいものはない。しかも、北国でである・・・家に帰ってくると真っ暗な上に冷え切っているのであるから・・・
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だから、そんな家にまっすぐ帰るのもむなしいのでなのでコンビニで2時間も週刊漫画雑誌を立ち読みしていたりした。それもまた、むなしさを癒すものでもなく、反対にそれを高める調味料に過ぎないのだが・・・
そう、そんな時、部屋を暖めて待っててくれる彼女が欲しい、この寂しさを癒して欲しい、できれば、手料理を食べさせてくれたらもっとうれしい・・・
若気の至りにそんな妄想を持っていたが・・そう、全て相手に「〜して欲しい」 と相手に自分に対して何かしてほしいという欲求によるものであった・・・そこがまだ私の若さだったのだなあ・・・、そう若者っていうのはひとりよがりなもんさ。
さて、最近また独り暮らしを始めたわけであるが・・・もう、慣れたものである・・・誰も待っていなくたってきちんと帰る、自炊をする、洗濯をする・・・そう、生きていくっていうのは大変なものなのである、こと社会人としてやっていくというのはね(^-^)
さびいしいだのなんだのとセンチメンタルに感傷的になっていては健康で文化的な生活は営めないわけで、やるべきことは全部自分でしなければならないし、たとえしたくなくったって最小限はしなければならないわけである。
そう、独り暮らしのベテランの今・・ぼくは自分でお弁当さえ作って職場に持っていくのだ。そう、それは大きく経済的な理由からである・・・というのも関東圏の家賃は高い・・高い家賃の中で昼飯に1000円とか使っていたら月何万も昼だけで消えていくわけであるから、それを節約しようというわけである。
だから、作ってくれなんて今は思わない・・・というか、お弁当を好きな人に作ってあげたいくらいである(^-^)そう、炊事経験がある方はよくご存知だろう・・・1人分作るのと2〜3人分つくるのとでは大して手間は変わらないのである(^-^)
そう、今の炊飯器は5合炊きであるから、いかんせん多めにご飯を炊く・・それを、お弁当に詰めたり夕食にしたりして消化していくのだが、突然旅に出ようと思いたったりすると、お釜にご飯があまったりするわけで・・・
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急きょおにぎりにしてみたりしたが、結局、食べきれずに廃棄処分になってしまった・・・その時切実に思った・・・これを食べてくれるひと(女性)が欲しい・・・って(^-^)
そう、もはや「〜して欲しい」とは思わない(^-^)
好きな人にお弁当を作って上げたい、好きなその人のために夕食を作ってあげたい・・・「してあげたい」欲求が今は高いのだ(^-^)
そう、この前ビーフシチューを作ったが、自分のためだけに作る豪華洋食たるビーフシチューはかなり"むなしい"。
そう、ある意味大人になったといえるのかもしれない。昔は「彼氏のために〜してあげたいです(きゃぴ♪)」といった旨の女性の発言を聞くとうそっぽいなあなどと思ったものだが、今はわかる(^-^)
そう、「〜して欲しい」という欲求よりも、「〜してあげたい」という欲求が先に立つ感じになってきたのだ。
そう、好きな彼女と食べるためにビーフシチューを作るならより腕によりもかけよう。そう言えば、僕はステーキを焼くのは非常にうまいと知人の間では評判である・・これも自分のためだけに焼く気にはあまりなれないのだが・・・。
あと、おいしそうなお団子がデパ地下で売っていたが、自分のためだけには買って行く気はしなかった・・・でも、お相手がいれば・・・そう、買ってくる相手が居ればステラおばさんのクッキーだって買ってこようというものだ。
まあ、そんな感じで、今の僕と付き合うともれなくおいしいビーフシチューとステーキと、毎日のお弁当と、お土産付きなのだろう、きっと(^-^)
そうか、くどき文句として「あなたのためにお弁当を作らせてください!!」・・・今度機会があったらこう言うべきなのかもしれないな(^-^)
僕のお弁当を食べてくれる ひと はいないだろうか("女性"と書いて"ひと"と読んでくださいね(^-^))
(2001.9.2)
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