たとえば、昔なら学校卒業したら、何か定職について働くということが当たり前であったし、定職ついたら、お見合いでも何でもして結婚して所帯を持つというのが当たり前であったようだが・・・最近はそうでもないわけで・・・

　学校卒業してもフリーターという定職を持たない身分でモラトリアムを継続する方も多いし、それは確かにこの不景気の中、就職先も少ないのも事実だがそれだけでなく自発的に気に沿わない定職を持つよりはフリーターという道を選ぶ人も多いように聞く。そして、男性であっても女性であっても３０歳を超しても未婚という方は統計を見てみると結構いることがわかる（厚生労働省などが調べたりしているね♪）、まあ、自分の周りを見てみても、それなりにそういう方がいることがわかる。

　そんなわけで、たとえば、定職を持つのが社会人としてよいことだ、または、いい年になったら所帯を持って落ち着くべきだといったような価値観が世間的にあまねく受け入れられていた昔と違って、今は、価値観が多様化しているのだなあと感じるわけだ。

　こうなってくると、まあ、もてるための要件などというものも多様化しているのかもしれない・・・

　例えば、一昔前であれば、女性が理想の男性に求める要件として「３高」なんて言われていたものだ、背が高い・高収入・高学歴なんてね・・でも最近では「３高」なんて聞く方が珍しい、「３高」なんて言われたら、去年の夏の甲子園の優勝校　日大３高　なんて思い出してしまうくらいだ。

　となると、どうすればもてるようになるのか・・対策は難しいなあということになる・・・背が高くっても、高収入でも高学歴でももてるとはかぎらないかもしれない・・好みが多様化しているわけだから・・・どうすりゃいいんだ？途方に暮れてしまうかもしれない。

　でもねでもね・・・今まで、恋愛マターは不得手で"もてない"なあって感じている私なんかにとっては意外にチャンスなのかもしれないなんて思っている。今までもてていないということは、今までの固定化した価値観の中では大して評価はよくないのかもしれない自分・・・でも価値観が多様化してきた今、自分の価値観もまたシャッフルされていくというか、再評価される余地が出てきたというか・・つまりは、もてない男の僕にしても、この価値観の多様化によってもてるかもしれないわけさ。

　混沌としたカオスな現代に、とまどってばかりでなく、ポジティブにこんな風に考えてみるのも悪くないのかもしれない(^-^)

（2002.3.9）