ぐずぐずしてはいけない瞬間
まあ、僕は、いろいろぐずぐずしている方である。いろいろ考えて決断がつかない。こと恋愛マターに関してはそうである。自覚している範囲で今までだって、ぐずぐずしていることによってかなりチャンスを失してきたし、自覚している範囲が氷山の一角であろうから、ぐずぐずによりその何倍もチャンスを失してきたのかもしれない。
そう、ぐずぐずしているうちに物理的な別れ(語り 告白できなくなる状況に救われる
参照)が来てという次第。 でもねでもね・・この「かま」・・僕のハートを揺さぶってどうにもならなかったわけさ・・・「かま」なんて、近くのスーパーでは売るはずもない、このデパ地下の専門的な魚屋さんにだって今ひとつしかない・・ということはあまり消費者レベルの小売りにまで出回る品ではないだろう・・・この機会を逃したら、こんな素人料理人の僕が「かま」をさばく機会にいつ出会えるかわからない・・・買うっきゃない。そんな、「切り落とし」なんかに目をそらしている場合ではない・・この機を逃したら一生「かま」れないのかもしれないんだぞ・・・
恋愛マターでは腰が重すぎるほど重く、ほかのマターでも別に素早い決断力があるわけでもない僕が、「かま」は即決。レジに走っていました。まあ、自分でもほれぼれするほどの決断力でありました。キューバ危機の13daysにおけるケネディ大統領、ルビコン川をわたる時のユリウス・カエサルを彷彿とさせると言えばそれは言い過ぎであるが、自分としては自分で自分を疑ってしまうほどの決断。 そういえば、以前、「さめ」という魚パックを見てこれまたこの機を逃すと一生食べられないぞと即決で買いに走ったこともあります→ ちなみに鮫はあまりおいしくない(^-^) どうやら、珍しい魚の購入に関しては僕はぐずぐずしないらしい・・・ そんな「かま」って捌(さば)くのも結構大変だったりする。
刺身に出来る部分は刺身にして、余った骨の部分は"あぶり焼き"
こんな感じで、喜び勇んで料理した僕。この「かま」はとってもとってもおいしかった。 その意味ではハッピー
でもねでもねでもね、ことが、珍しい魚ということになると、こんなに即断して、苦労もして、きちんとものにするのに、恋愛マターではからきしだめだなあと思い起こしちゃったんだ。その意味ではブルー。 この語りの最初で語ったように、本当にああだこうだとぐずぐずして数あるチャンスを恋愛においては葬ってきたわけだ、僕は。ぐずなんだ。この、魚さばきにおける決断および行動の少しでも恋愛マターでも生かせていればなあって・・・確かに、「かま」はこの機会を逃すと食べられなかったかもしれない・さばけなかったかもしれない、でも恋愛においてだって、そうには違いなかったろうに、それを逃して今「もてない男」を語っている。 過去をレグレットしたって仕方がない・・ これから先、きっとこの「かま」のようにこの機を逃したら一生だめかもしれないぞ、絶対おつきあいしたという恋愛対象の女性が現れるんだと思う。その時は、きちんと即断するさ。 そう、こんなでっかい「かま」だってさばく僕なのだから。
p.s. でもさ、それで結婚したとして、相手がどうして自分を選んだのか?と聞かれてこんな話をしたら、「あたしとマグロの"かま"を一緒にしないでっ!!」パシッ!!とかなったりしてね♪取らぬ狸の皮算用ってやつだね(^-^) |
2002年3月17日