センター試験と恋愛と

 大学入試センター試験というのがありますよね?そう、一月の中ごろに行われる国公立大学を受けようとする人は必ず受けなければならない試験です。まあ、昔は共通一次試験と言いましたが、要は、全国で統一的に行われる一次試験なわけですよ。ここで取った点数を二次試験と合わせて合格判定はなされるでしょうし、また、志望者が多い場合はそのセンター試験の得点の低い人は二次試験を受けられなくなったりするんです(俗に足きりと言いますね)。だから、受験生はこのセンター試験をで取った点数を二次試験出願校を決めることが多いんですね。

 だから、自分は○○○点だから〜大学くらいが合格圏内だななどとおおよその出願の目安にすることになるんですね。

 ここでね、恋愛にもこんなセンター試験めいたものがあったらなんていうとっぴなことを考えてみましょう。

 考えただけでもちょっとこわいですね。恋愛技能判定統一一次試験などというものがあって、それを受けた人たちがこんなことを話している。「おれ450点しか取れなかったから第一志望のリエちゃんにはてが届かないやあ」とか「私780点も取っちゃったからクラスで一番人気のタクロー君狙っちゃおうかしら・・・きゃっ」とかいう会話がされてたりして・・・ちょっとなあって思ってしまいますよね。

 こういう風に恋愛にテストがあると想定したりするとすごく荒唐無稽な話に聞こえるかもしれませんが、恋愛に関して事前に自分を評価してしまってアタックするかどうか決めてるってことは結構あるのではないでしょうか?

 よく思うことはないですか?「あの人はこんな自分にはつりあわない」みたいなこと。こう思うということは、すなわち、自分を見積もって評価していることなんですよね、その上で相手を考えている。

 「高嶺の花」という言葉がありますよね。自分には手が届かないと思われるほど美しい女性やまたは手の届かないもの一般を指して使う慣用句ですが、ここらへんの思いをよく表しているのではないでしょうか?

 でも、自分で自分を見積もってしまうのは、告白するという行動を起こすのを足を引っ張ってしまうことですよね。恋愛の第一歩とも言える告白するという行動を起こすためには勝算を考えないドンキホーテ的な行動が必要なのかもしれませんね。

 少なくとも、センター試験みたいな客観的な評価がないのに、自分で自分を低く見積もってあきらめてしまうことはないですよね・・・たぶん・・・(^-^;。

 

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