空腹は・・・

 

 Hunger is the best sauce.

 英語の格言でこういうのがあります。訳せば「空腹は最高のソース(調味料)である」という意味で、まあ、お腹がすいていればなんでもおいしいということを表している格言ですね。まあ、逆に言えば、いくらおいしい料理でも、そういう料理を毎度のように食べていてお腹いっぱいな人にとってはそんなにおいしく感じられないということでもありましょう。まあ、普段食べなれず、お腹をすかして食べればこそおいしいものはそのおいしさを十二分に堪能できると言うことでもありましょう。この格言は当たり前のことを言っているのでしょうが、直感的に理解できる言葉であり、初めて聞いたわたしの記憶のなかにすぽっと納まった言葉ですね。

 ところで、わたしはカツカレーが大好きなんですね。ええ、別に生来好きだったというわけではなくて、そう2年前位からすごく好きになったんですね。なぜかって・・・それは、かの日テレ系のテレビ番組「進め、電波少年」においてユーラシア大陸ヒッチハイク横断を成し遂げたお笑いコンビの猿岩石の日記を読んで以来なわけです。彼らの一人がこんなことを書いていた・・・「カツとカレーのハーモニーは宇宙を感じる」・・・これを読んでビビッと来てしまった私は、以来「宇宙を感じる」カツカレーを求めて食べ歩いています(最近は太るのを気にして摂生しながらですが)。が、まだ巡り会っていません(^-^)。ま、そうなんですよね、そう、猿岩石のその一人はそれこそ何日も食事を食べれないで、そして、カツカレーを食べたりしているんです。だから宇宙を感じたわけですよ。それだけの空腹状態であったから、宇宙を感じることができた。まさに、"Hunger is the best sorce."「空腹は最高のソース(調味料)である」ですよね。

 さて、思うに、この空腹期間は長ければ長いほど、そのおいしいものを食べれた時のおいしさは大きくなると思うんですよね。また、これは食べ物に関してだけでなく言えることでもあると思うんです・・・まあ、ほしいものをなんでも手に入れられちゃう状態でより、ほしいほしいと思っていてもなかなか手に入れられない状態にあった人のほうがそれを手に入れたときのうれしさは大きいと思うんです。

 ま、わたしゃ、そう、彼女がいない暦満26年だったんですよね。正直長いですよね・・雑誌SPA!に出た時だって、そのタイトルが「彼女いない暦26年のモテない男が・・・」ってなってたしね、やっぱ、まあね・・・。そんなわけで、もてない男と称し語っていたわけでしたが、まあ、このたび彼女ができたわけで・・・となるとね、そう、そんなに長きに渡って彼女がいなかったわけではない人に比べるとね・・・もしかして僕が今感じている喜びは大きいのではないか・・・。そう、前述の格言"Hunger is the best sorce."的に考えるとね(^-^)。

 もてない期間・・すなわち、彼氏・彼女といったステディな異性のパートナーのいない期間が長いというのも、そのできたときの喜びが大きいことを考えれば、あながち悲観的とばかり言えないのではないか、もっと積極的な意味合いさえ持ちうるのではないか・・・なんて、今は思いますね(^-^)。

 

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