変換・危機一発
「本日回転のカフェ」となって、カフェの椅子がくるくる回りだす。
「いれた手のお茶」となって、手をお茶碗に突っ込んであっちっちとなる。
これは二つとも、伝統的な日本語ワープロソフト「一太郎」で有名なソフトメーカーであるジャストシステムの日本語変換ソフト「ＡＴＯＫ」シリーズの、以前やっていたテレビＣＭの一場面で出てくる状況です。印象的なＣＭでしたので、覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
まあ、このＣＭ、明らかに比較広告としての色合いを持っていて・・まあ、マイクロソフト社の日本語変換システム「ＩＭＥ」シリーズを意識したものだと容易に推測されます。要は、「ほんじつかいてんのかふぇ」・「いらたてのおちゃ」を変換すると、「ＩＭＥ」では初期設定のままだと上記のような少しこっけいな日本語になるだろうということを示しているのでしょう。そして、うちの「ＡＴＯＫ」であればこんな変な変換にならずもっと適切な日本語になるということを主張したいのでしょう。まあ、日本語ワープロソフトの草分けの一太郎に搭載されている日本語変換システムですから・・アメリカから来たマイクロソフト社には負けへんで・・・というところでしょう。
なるほど、私はこの語りを打っているマシンはOSがWindowsCEで搭載されている日本語変変換ソフトはIME系でしょうからので、なるほど「本日回転のカフェ」「いれた手のお茶」って出ますね(^-^)。
まあ、変な変換をされても自分がその場で気づいて、ほくそえんでしまっている分には、別に害もないですし、かわいいものです、いいんです。でもこの誤変換を、チャットなりメールなりメッセージングツールなりで送ってしまった、文書として印刷して配ってしまったといった自分以外の読み手のある状態でやっていまうと、すこしまずいことにもなりかねませんし、いわゆる「やっちゃった」状態になることもありますよね。みなさんも経験ありませんか？
いや、私あるんですよ、誤変換でかなり危機的・クライシスな状況になっちゃったことが(^-^)
いやね・・・まあ、私はこの前('99.12)八丈島に行ってきたんですよ。それはいいんです・・・でもまあ、旅行の計画を立てている際に、まあ、どこ行こうかなあといったことで私の彼女にもそんな話をしたりしていたので・・・そのからみで、八丈島に行くことを決めた時、私は彼女に「八丈島行くことにしたよ」って書き送ったのです。いや、正確に言うと、そう書き送ったつもりになっていた(^-^)
彼女からの指摘で気づいたのですがね
「八丈島郁子とにしたよ」
と私が書き送ってしまったことを・・・
かなり、クライシスな状況だと思いません？解釈は何通りかにできると思うのですが、二つくらいあげてみますと・・・
私が八丈島を彼女と郁子という女性の二人のどちらかと行くことにしていて、郁子さんと「行くことにしたよ」っていう意味・・・なかなか、どろどろしていますねえ・・・やばいですねえ・・・八丈島に郁子さんとなにしに行くんでしょうかねえ(^-^)
「郁子とにしたよ」に注目すると、私が、彼女と郁子さんとをふたまたをかけていて、どちらかにするように迫られていて・・・「郁子とにしたよ」って感じですね。こちらもなかなかどろどろと、三角関係が見えますねえ(^-^)
まあ、もっと悪いことに、ワープロ変換ソフトには学習機能がありますよね。まあ、以前ある単語を打ちこむと同音異義後の中でその後の優先順位が高くなるということで・・・まあ、「郁子」という単語を以前打ちこんだことがあるとその単語が出やすいわけです。となると、今回の場合彼女としては「郁子」って打ちこんだことあるんでしょう？あんた、誰よ、それ！！・・・って感じになってもいいわけですね。いや、彼女がそう思ったかどうかは私は聞いておりませんけどね(^-^)。まあ、ドラマとかでよく出てくるように、電話で間違った女性の名前で呼びかけてしまった、寝言でほかの女性の名前を言ってしまった・・そんなシチュエーションに通じるものがありますよね・・・あまりしゃれになっておらんです、はい。
で、実際のところ郁子って誰？っていうことなんですが・・・いやあ私もわからんとですよ(^-^)郁子って打ったこともないと思うし、どうしてそんな変換がされてしまったのか・・・まったくわかりませんね。もちろん、私の郁子さんというお知り合いもいませんし(^-^)このもてない男が二股なんてとてもとてもということで(^-^)
まあ、そのことに関しては彼女もわかっていたようで、別に深刻な事態になったわけではなく笑い話ですんだわけですが(^-^)
まあ、でもこのような誤変換・・・笑い話だけではすまない場合もあるかもしれません、まあ、気をつけられるには越したことがないでしょうね・・・とくに恋愛マターに関してはことかもしれませんので(^-^)